宇野昌磨 現役引退、選手としての魅力、人柄、輝かしい成績…これまでの競技人生にフォーカス!
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜6:00~9:00)。5月17日(金)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは「フィギュアスケート宇野昌磨選手、現役引退にフォーカス」。フリーライターの長谷川仁美さんに解説していただきました。
◆宇野昌磨選手が引退 今後はプロフィギュアスケーターへ
フィギュアスケート男子の宇野昌磨さんは5月9日(木)、自身のインスタグラムを通じて競技からの引退を発表。その後、5月14日(火)に東京都内でおこなわれた記者会見において、今後は競技会へ出場せずにプロフィギュアスケーターに転身することを伝えました。 ユージ:今回は、フィギュアスケートを取材されているフリーライターの長谷川仁美さんにお話を伺います。まずは、競技者としてのこれまでの宇野さんを振り返っていただきます。 長谷川:宇野さんは日本フィギュアスケート史上現時点で最もオリンピックでメダルを取った選手です。2018年の平昌オリンピックでは、男子シングルで銀メダル、その4年後の2022年の北京オリンピックでは、団体で銀メダル、男子シングルで銅メダルを取っているので、計3つ持っています。さらに、世界選手権で2連覇していますし、全日本選手権では6度優勝しているので、本当に世界のトップスケーターだと思います。 宇野さんは基本的に飾らずに、そのまま思ったことをお話しされる人です。本当に人間性としても素晴らしい人で、人の悪いところを見たりせずに良いところを見ていく人です。そして、自分は自分で全力を出していくというところで、本当に自然体なんです。その人柄が年々演技にも出てくるようになっていたので、スケーターとしても愛されていった1つの理由になったのかなと思います。
◆競技者人生の転機は…
ユージ:そんな宇野昌磨さん。競技者としての人生が大きく変わったのは、2006年トリノ・オリンピック銀メダリスト、ステファン・ランビエールさんとの出会いがきっかけといえそうです。 長谷川:宇野さんは小さい頃から2019年まで名古屋で、山田満知子先生や樋口美穂子先生などのところで練習をしていたのですが、その後、2019年12月からは本格的にステファン・ランビエールさんと“コーチと生徒”という関係で練習をしてきました。 そこでステファンと出会ったことによって、今まで以上にスケートを楽しむとか、自分を表現するということを知ったと思います。ステファンとの関係も良かったようで、自分の演技を見たステファンや周りの人が喜ぶ顔を見るのがモチベーションだということも言っていたので、ステファンと出会ったことも1つの大事な転機だったのかなと思います。 吉田:ステファン・ランビエールさんは、宇野さんのフリープログラム用に、ボレロに合わせた振り付けを指導。大舞台でのパフォーマンスの記憶とともに、「宇野さんといえば、この曲!」という印象がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。