重さ12キロの校章、校舎3階から落下「登下校時でなくてよかった」 鉄製の直径1メートル 糸満・高嶺小 けが人なし 沖縄
【糸満】沖縄県糸満市の高嶺小学校で10日、校舎3階の外壁に設置されていた鉄製の校章(直径約1メートル、重さ約12キロ)が落下しているのが見つかった。けが人はなかった。原因は不明だが校舎が築45年と古く、同校や市教委は「経年劣化ではないか」とみている。 【写真】校舎の外壁落下 1メートル超のコンクリート片
同校によると10日午後5時半ごろ、校章が外壁にないことに児童らが気付き、約2メートル下の校舎2階ひさし部分に落下しているのを職員が発見した。落下時期は不明だが、市教委が校内の別箇所の工事を確認した8月23日時点では設置されていたという。 校章設置箇所の1階部分には、児童らの靴箱が置かれた玄関がある。渡名喜信教頭は「登下校時の事故ではなくてよかった」と胸をなで下ろした。 校章がいつから設置されていたかは不明。外壁の土台に溶接で取り付けられていたとみられる。 市教委は「通行人に当たれば死亡事故の恐れもあった」として、1994年以前に建てられた同校の校舎3棟について劣化の点検を外部委託し、点検結果を受けて対応を検討する。
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