ライオンにトラ、キリンまで…動物もセットで売り出し中の動物園が話題 米
動物好きの人なら一度は「動物に関わる仕事がしたい」、「動物園で働きたい」などと思ったことがあるだろう。そんな人に紹介したいのが、アメリカでふたつの動物園が“まるごと”売り出し中というニュースだ。園で生活している動物たちもセットだという。 【写真を見る】かなり見応えありそう… 現在売り出し中の東京ドーム16個分の敷地がある広大な動物園
地元住民から愛される動物園が販売中
売り出されている動物園のひとつ目が、ノースカロライナ州にある「ズータスティック」。人口約870万人が暮らす同州最大の都市、シャーロット近郊に位置する。敷地面積は186エーカーあり、東京ドーム約16個分に相当する広大な広さを誇る。 ウェブサイトによると、同園には動物園のヒーロー的存在であるライオンやトラのほか、キリン、クマ、カンガルー、オオカミなどが飼育されており、さらに園内にはメリーゴーランドやトレインなど、子どもたちが喜びそうなアトラクションも用意されている。 売り出し中のふたつ目の動物園が、同じくノースカロライナ州にある「アロハ サファリ パーク」だ。こちらの広さは66エーカーと、規模はズータスティックには及ばないものの、300種類の動物が暮している。エサやり体験のほか、車に乗って動物たちを近くから観察できる場所があるなど、アメリカの中でも体験型の動物園として評判が高いという。
動物園の気になる値段は…?
このふたつの園は、スコッティ・ブラウンという同じ人物が経営する私設動物園。彼は「動物園を持ちたい」という幼い頃からの夢を叶え、次世代に向けて動物の飼育員の指導を目指しているという。そして、「情熱のある新しい管理人に動物園を引き継ぎたい」と考えているそうだ。 気になる金額は、ズータスティックが1600万ドル(約24億4000万円)アロハ サファリ パークは約450万ドル(約6億7000万円)。広大な園の敷地に加え、事業運営権、そしてスコッティが大切に世話してきた動物たちも含まれている。 地元住人に親しまれてきたふたつの動物園の売り出しには、現地の人々も驚いているという。動物を愛してやまない人物に、ぜひ彼の想いを引き継いでもらいたいものだ。
文:佐藤まきこ