「愛している気持ちが大きいと流れちゃう」ロマンス詐欺の被害女性が語る注意点 だました男に有罪判決
SNSで恋愛感情を持たせ、女性2人から現金をだまし取った罪に問われた男に、執行猶予が付いた有罪判決が言い渡されました。 判決後、被害者の女性は「恋は盲目で、しっかり相手に会うことが大切」と詐欺への注意点をかたりました。 【写真を見る】「愛している気持ちが大きいと流れちゃう」ロマンス詐欺の被害女性が語る注意点 だました男に有罪判決 詐欺の罪に問われたのは三重県津市の清水孝之被告48歳です。 判決によりますと清水被告は、おととしから今年7月までの間にオンライン上で知り合った山梨県富士河口湖町と鳥取県の女性2人にSNSで好意を抱かせ、現金およそ280万円をだまし取りました。 甲府地裁都留支部で開かれた11日の判決で、稲垣雄大裁判官は「恋愛感情に付け込んだ犯行は悪質でオンラインゲームに課金するための動機は身勝手」などと指摘し、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。 判決後、被害者は事件を振り返り、ロマンス詐欺の注意点を語りました。 ロマンス詐欺の被害者: 「愛は盲目だと言うじゃないですか。本当にその通りで、好きとか相手のことが必要という気持ちが優先すると、きっとどこかでは(疑問に)ひっかかるものも、好きとか愛している気持ちの方が大きいと、そこが流れちゃうんだなと思いました」 ロマンス詐欺の被害者: 「そっちの感情の方に、ちゃんと会って、自分の中で納得する。ラインだけとか、メールだけとか電話だけとか、人物像が特定できないところでは何もしない方がいいと思います」 県警は会ったことがない相手からお金の話が出たら詐欺を疑い、周りの人や警察に相談して欲しいとしています。
テレビ山梨