屋比久知奈&尾上松也ら映画『モアナと伝説の海2』日本版キャストがシメア役の増留優梨愛に「かわいすぎる」とメロメロ!
映画『モアナと伝説の海2』(公開中)の初日舞台挨拶が12月6日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、日本版キャストの屋比久知奈(モアナ役)、尾上松也(マウイ役)、小関裕太(モニ役)、鈴木梨央(ロト役)、ソニン(マタンギ役) 、増留優梨愛(シメア役)、夏木マリ(タラ役)が登壇した。 【写真を見る】同じ生地を使った衣装で登場!映画『モアナと伝説の海2』で姉妹を演じた屋比久知奈と増留優梨愛 本作は、海に選ばれた少女モアナが繰り広げる冒険を描いたディズニー・アニメーションスタジオ製作の長編ミュージカルアニメ『モアナと伝説の海』(16)の続編。描かれるのは、モアナが壮大な冒険の末に故郷の島を救ってから3年後の物語。「かつて人々は海でつながっていたが、人間を憎む神によって引き裂かれてしまった。海の果てにある島にたどり着けば呪いが解け、世界は再びひとつになる」という伝説を知ったモアナは、人々の絆を取り戻すため立ちあがることを決意。風と海を司る半神半人のマウイや島の新たな仲間たちとともに、危険に満ちた冒険の旅に出る。 モアナの妹シメアを演じる増留とこの日が初対面だという屋比久は「声だけ聞いていて。その時から『なんてかわいいんだろう!』ってメロメロだったので、(会えて)とてもうれしいです!」と笑顔。舞台挨拶は初めてだという増留はたどたどしさがありつつも、「このようなすてきな舞台に立てて、感謝しています」としっかりと挨拶し、一緒に登壇したキャストたちが優しい眼差しで見守るなか、客席から大きな拍手を浴びていた。 映画を観た人の感想を聞くのが楽しみと語った屋比久は「観る人それぞれにグッとくるポイントがあると思います」とし、モアナというキャラクターが持つエネルギー、優しさ、たくましい背中を感じてもらえる人が多いとうれしいと期待を込め、「私自身も勇気をもらいました」とモアナにも感謝。 マウイ役の松也は「前作が世界中で話題になっていたので、7年経った実感がない。久しぶりだけど、久しぶりな感じがしない」と常に人々の話題になっていたヒット作のため、作品を身近に感じていた様子。マウイについては「半分神様。年齢があまり変わっていないので、精神面やモアナとの絆がどれだけ強くなっているのかを意識しながらアフレコをしました」と解説。いろいろ考えながらの表現だったそうだが、基本的には楽しいアフレコだったとし、「今回(歌うの)はラップ。最初聴いた時はビックリした、僕にできるのかなって」と楽曲の印象を振り返る。歌ってみると難しさよりも楽しさを強く感じたそうで、「モアナを元気づける曲。前作で歌った曲のように、今回も誰かの応援歌として聴いてもらえるとうれしいです!」と自信を覗かせながらアピールした。 本作から参加した小関は映像の美しさに触れ、「思わず口が開いてしまう(笑)」とニコニコ。本作の魅力は「目から、耳から入ってくる情報、映像、音楽美に感動です!ストーリーはもちろんすばらしい。美しさだけじゃない、海の怖さや仲間と一緒に旅をする大変さ、いいところも悪いところも描かれた上で、自分と重ねて『頑張ろう』と思える。苦難と出会った時にもう一度観たいと思える作品です!」と熱弁し、すっかり魅了された様子。鈴木も「水の動きがすごくリアル。モアナが相手を思いながら行動する姿、諦めない姿に勇気をもらえるだけじゃなく、応援したい気持ちになる。いろんな道があるよ、と背中を押してもらえる作品です」と、心を掴まれたと話していた。 楽曲がとてもかっこいいと話したソニンは「道は一つじゃないというメッセージを歌に乗せて伝える」ところが作品、そして演じたマタンギの魅力とも重なるとし、「モアナに『迷え!』と伝えているところがかっこいいと思います」とニッコリ。マタンギは「なにか背負っているものがある。つかみどころがないところも彼女の魅力」とし、モアナに対して先輩としての余裕感があるのも惹かれるポイントと話した。 イベントでは屋比久が圧巻の歌唱力で、劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」を生披露したり、「帰ってきた、本当のわたしに」を登壇者と札幌、名古屋、大阪、福岡と中継をつなぎ観客と共に合唱するというコーナーも。歌唱のコーナーが終わるとタラ役の夏木がサプライズ登場する場面も。久しぶりの再会を喜び、懐かしそうに談笑を楽しんでいた。 また、劇中歌「ビヨンド ~越えてゆこう~」に登場する歌詞「わたしはモアナ」にちなみ、「私は〇〇」のテーマでトークも展開。「私はモアナ」と回答した屋比久は「7年前に初めてこのキャラクターと出会い、彼女はもう私自身だなと改めて感じています“私はモアナです”」としみじみ語り、歌あり、トークありの盛り沢山な内容のイベントをきれいにまとめて締めくくった。 取材・文/タナカシノブ