道場六三郎氏（右）と坂井宏行氏

＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞ 　和の鉄人として知られる道場六三郎さん（93）、フレンチの鉄人として知られる坂井宏行さん（82）がこのほど、監修した高齢者向け食「100歳ごはん」発表会に登場した。 　93～99年のフジテレビ系「料理の鉄人」で人気になった2人。会見では、歳を重ねてなお料理にまい進する姿と、驚異の元気ぶりが印象に残った。 　道場さんは料理のことをいつも考えているそうで「最近、ケチャップとおみそを混ぜて、すごくおいしいタレができて喜んでます。生きてる限り料理からは離れられないね。眠れない時とか、料理のことばっかり考えてる」と話し、研究熱心な様子を明かした。 　坂井さんも、初めて引き受けた高齢者食の監修という仕事に「実際に（施設で）召し上がった皆さんの顔がだんだん明るくなった。完食してもらった場面を見ると、この仕事を引き受けて良かったと思いました。笑顔を見てうれしくなりました」と話すなど、料理人としての“初体験”にうれしそうだった。 　はつらつとした2人の元気の源を聞いて驚いた。道場さんは週1～2回ゴルフに行くそうで、スコアは115くらいと明かした。健康を保つため「なるべく歩くようにしてます。1日平均4000歩、ゴルフに行けば8000～9000歩です」とした。 　坂井さんは若いころからのジム通いが習慣という。今でも週2回は行くとし「ストイックにやってます。ベンチプレスは若い時の最高は120キロ、今は80キロくらい」と明かし、取材陣を驚かせた。また、ロードバイクや、海で水上バイクもするそうで「夏なんかは海で相当暴れてます」と笑っていた。 　体に加え、心もはつらつとしていることが大事なのだろうと感じた。坂井さんは「この仕事を引き受けて良かった」という喜びを感じていたし、道場さんは「考え方もなるようになるさというふうに、あまり心配しないようにしています」と言っていたのが心に残った。【小林千穂】