舞台袖から兄匡平の試合を見守る古村兄弟の弟光（KNOCK OUT公式Xから）

＜KNOCK OUT 2024 vol.4：福岡大会＞◇21日◇アクロス福岡イベントホール 　KNOCK OUT初進出となる福岡の地で、佐賀・三養基郡みやき町出身の「古村兄弟」がともに1RKOでファンに強烈にアピールした。 　まず第6試合のKNOCK OUT－REDライト級（－62・5キロ）3分3R延長1Rに兄の古村匡平（25＝FURUMURA－GYM）が登場。タイ人のMANGKORN YOK BRAVELY（ムアンコーン・ヨック・ブレイブリー）を1R1分43秒、2段の跳び蹴りからの右ストレートで沈めた。匡平は「今年、自分のじいちゃんが亡くなって、本当に悲しくて。今、首に巻いてるハチマキもじいちゃんのなんですけど。じいちゃんがいつも『最強になってくれ』って言って、亡くなったんで。しっかりここで勝てて良かったです」と勝利を天国の祖父へささげた。 　そして続くセミファイナル（第7試合）KNOCK OUT－REDスーパーバンタム級（－55キロ）3分3R延長1Rで弟の古村光（23＝FURUMURA－GYM）がタイ人のPRANDAM BRAVELY（プランダム・ブレイブリー）と対戦。兄とまったく同じ1R1分43秒、組み合って左ヒザを土手っ腹に突き刺し、その後、左ヒジも見舞ってKO勝ちした。 　光は来場したファンに「自分からたくさんチケットを買ってもらって感謝してます。地元の人にもっと自分が戦っているところを見せたいと思っていたので、本当に来てくれてありがとうございました」と感謝した。 　今年の11、12月には計8人の王者クラスの選手による肘ありルール日本最強決定トーナメント「キックボクシング・ジャパンカップ2024」（－55キロ）が開催される。優勝を狙う光は「年末にKNOCK OUTが横浜であるんで、ぜひそこで自分の決勝を見に来てください。古村兄弟もっとKNOCK OUTの看板になっていくんで、ぜひ注目してください！」と決勝進出を宣言して、来場を呼びかけた。