“過去90年最強”サイクロン、アフリカ東部仏領の島直撃
過去90年で最も強いとみられるサイクロンが、アフリカ東部フランス領の島を直撃し、地元の知事は「死者は数百人、あるいは数千人に上る」と明らかにしました。 AP通信によりますと、14日、サイクロン「チド」がアフリカ東部フランス領のマヨットを直撃し、住宅やインフラ施設などに大きな被害が出ました。 島を襲ったサイクロンとしては、過去90年で最も強いということです。 マヨットの知事は地元メディアの取材に対し、「死者は数百人、あるいは数千人に上るかもしれない」と明らかにしました。 マヨットにはスラム街も多く、当局は死傷者の正確な人数を把握するのは困難だとしています。 現地では救助隊などが活動を始めていますが、フランス政府はさらに増員し、電力や飲料水の確保など支援を急ぐ考えです。