東京都が「AI戦略会議」設置へ AI活用しサービスの充実図る狙い
東京都は、人工知能(AI)を活用し都民サービスの充実や業務効率化を図ろうと、AI研究で国内第一人者の松尾豊・東京大教授ら有識者でつくる「AI戦略会議」を設置する方針を固めた。都は戦略会議の提言を踏まえ、2025年夏にもAI戦略を策定する。 松尾氏は政府の「AI戦略会議」の座長も務める。関係者によると、戦略会議のメンバーは松尾教授のほか、AI研究者で7月の都知事選に出馬した安野貴博氏▽AI導入支援会社を起業し、米国のAIスタートアップに詳しい石角友愛(ともえ)氏▽世界的に注目を集める生成AIのスタートアップ企業「Sakana AI」共同創業者の伊藤錬(れん)氏ら6人。 都は12月5日に第1回会議を開く予定。 安野氏は今月13日付で行政のデジタル化を支援する都の出資団体「GovTech(ガブテック)東京」のアドバイザーに就任している。【島袋太輔】