真田広之が米アカデミー賞の前哨戦でドラマ部門の主演男優賞を受賞「私の人生に関わった全ての人に感謝」
米アカデミー賞の前哨戦とされる「第82回ゴールデングローブ賞」の各賞発表が5日(日本時間6日)、ロサンゼルスのホテルで行われ、米ドラマ「SHOGUN 将軍」に主演した俳優、真田広之(64)が、テレビドラマ部門の主演男優賞を獲得した。 【写真】米ゴールデン・グローブ賞の会場に到着した真田広之さん 日本人俳優が同賞を受賞するのは史上初。同作は現在、日本ではディズニープラスで配信中で、真田は受賞スピーチで「私の人生に関わってくれた全ての人に感謝したい。皆さんのおかげでこの場に立てた」と述べた。同作に出演した浅野忠信(51)も同部門の助演男優賞に選ばれた。 真田は昨年9月、米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞で、プロデューサーも務めた同作で主演男優賞を含め18冠に輝き、世界中から脚光を浴びたばかり。同作は戦国時代の「関ケ原の戦い」前後を舞台に、有力大名に追い詰められて窮地に立つ徳川家康がモデルの武将・吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる物語。 主にカナダで撮影され、衣装や小道具、大道具、所作や殺陣などに日本人の専門家を起用。せりふのほとんどが日本語で、細部に至るまで本物の日本文化を意識、迫力十分のスケールの大きな時代劇に仕上がった。シーズン2、3の制作も決まっている。 原作は米作家、ジェームズ・クラベルのベストセラー小説。1980年にも三船敏郎さんや島田陽子さんらを起用してドラマ化され、米国でヒットした。