戸建て住宅で「騒音」トラブルが起きやすい背景 ボールの音やペットの鳴き声… マンションとは違う騒音問題
戸建てであっても集合住宅と同じく、隣近所とのコミュニケーションがカギとなる。近隣の住民との良好な関係を築いていれば、問題が発生した場合も円滑に解決できる可能性が高くなるからだ。 そのうえで各々が二重窓や換気扇のサイレンサーなどハード面での対策を講じるよう努める必要がある。「音を入りにくくすること=音を出しにくくすること」につながると理解し、誰しもが音を出す側、出される側どちらにもなり得ると認識しよう。
隣人から「音が気になる」と伝えられた場合も、まずは前向きに捉え、解決策を講じることが重要だ。 そして最終的には「お互いさまの精神」を持ち、相手の立場に立って相互理解を深めること、これこそが騒音トラブル解決の第一歩となるはずだ。
長嶋 修 :不動産コンサルタント(さくら事務所 会長)