BiSの第1期メンバーが10年ぶり再集結&歌舞伎町でフリーライブ! 「また10年後に……」?
2014年に解散したアイドルグループのBiSの第1期メンバーが再集結、新宿区の東急歌舞伎町タワー前のシネシティ広場で一夜限りのフリーライブ「You’ve been cheated」を行った。ライブにはファンら約3000人が参加。予定では代表曲など全9曲を披露する予定だったが、7曲をパフォーマンスしたところで、人が集まり過ぎたという理由で強制終了となり、BiS“らしい”リユニオンになった。 ライブのスタートは19時だったが、1時間前には会場周辺はBiSのTシャツやグッズを身につけたり、提灯を使った独特の応援アイテムを持ったファンでいっぱいになり、むせかえるようだった。そん中、プー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンコ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミの6人は温かい拍手と歓声を浴びながらステージに登場すると、「歌舞伎町シネシティ広場にお集まりの皆さん、こんばんわ! せーの、新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)、BiSでーす!」とポーズをキメるとオーディエンスは大喜び。「行くぞ、新宿!」と「FiNAL DANCE」でセットをスタートした。
ライブは、自己紹介や当時を振り返るトークを交えながら進行。ファーストサマーウイカが自己紹介に「今日という日を1年前から楽しみにしていました!」と付け加えると、リーダーだったプー・ルイが「1年ちょっと前に渡辺さん(当時のマネージャーで、現在は株式会社WACKの代表の渡辺淳之介氏)から急に電話が来たんですよ。たまたまコショージと一緒にいたんですけど、『来年、解散してから10年だけど何かやらねえの?』みたいな感じで照れたテンションで電話をいただいて、今日この日を迎えることができました!」と、ライブを行うことになった経緯を説明した。 ライブでは、「Give me your love 全部」「Hide out cut」「PPCC」「Fly」「primal.」「nerve」と表曲などをパワフルかつエネルギッシュにパフォーマンス。オーディエンスは、ジャンプしたり振り付けに合わせてメンバーと一緒に高く手を掲げたり。合いの手や掛け声を入れて盛り上げたり、時には一緒に歌った。BiSと観客の歌声、ロックなビートが歌舞伎町にわんわんと響き渡った。会場のボルテージも上がりっぱなしで、途中、ファーストサマーウイカが「周りの方にケガのないようにお願いしますね、生きて帰りましょうね」と笑ってたしなめる場面もあった。 ライブも大詰めとなって観客の低い歓声が響き続けるなかで、メンバーが「レリビ!」と次の曲を紹介すると、渡辺代表がマイクを手にステージに登場。 「ごめん! みんなが騒ぎすぎたので、これで終わりです!」と強制終了。ファーストサマーウイカが「『レリビ』は帰り道に聞きながら帰ってください! 気をつけて帰ってくださいね!」。そして、最後に改めて「新生アイドル研究会(Brand-new idol Society)、BiSでした!」と挨拶をしてライブを終了。メンバーは「また10年後に……嘘だよ!」と笑顔でステージを後にした。 イベント終了後の取材でメンバーは「うれしかった」「楽しかった」「ライブができて幸せ」とライブを振り返ると、改めてメンバーで集まれたことを喜んだ。 ファーストサマーウイカは、「解散して我々はあの日成仏したけれど、またちょっと一足早いお盆みたいな形でみんなで集まって、あの日を懐かしむような。みんなであの日の青春を取り戻すような時間でした。貴重な数週間を一緒に過ごして、これだけ盛り上がって、3000人ぐらい来てくれた。ライブが出来て幸せでした」と話していた。