フランス大使も認める秋元さくらシェフおすすめの「若狭の岩牡蠣」の魅力
硬い岩牡蠣の殻を開けると、中にしまわれている海水がぶわっと出てくる。岩牡蠣の塩分は、海の塩分そのものだけに、それを口にすると、子どものころに泳いだ海の香りや光景が呼び起こされるかもしれない。 秋元シェフも昔泳いだ福井の海を思い出したという。「福井の海の塩加減を体が覚えているのかもしれませんね。懐かしい」。 「牡蠣という食材は、料理人としてはチャレンジしてみたい食材です。手を加えなくても、それ自身のエキスが旨味を持っていて、料理の応用が効きます。素材の味を活かすように調理すると生産者さんも嬉しいでしょう」とシェフが微笑む。岩牡蠣が美しく盛られたお皿の向こうに、若狭の青い海と日に焼けた漁師の顔が浮かんだ。
取材協力:福井県ゆかりの店 in 東京 ---------- 店名:モルソー 住所:品川区上大崎2-18-25-101 電話:03-3491-1646 定休日:月曜