セレーナ・ゴメスがビリオネアに コスメブランドの成功で資産額が10億ドルを突破
俳優、歌手、プロデューサー、さらに実業家として活躍するセレーナ・ゴメス。資産額が10億ドルを突破した。金融系総合情報サービス「ブルームバーグ」が報じている。 【写真】セレーナ・ゴメスのスタイルファイル:セクシー&モードなファッション97連発
同社の推定によるとセレーナの資産額は13億ドル(約1,851億円)。彼女は現在32歳だが、リアーナやテイラー・スウィフトと並びアメリカで最も若い、叩き上げでビリオネアになった女性の1人となった。報道では資産の大部分がセレーナが2019年に立ち上げたコスメブランド「レアビューティ」からのものである。「ルイヴィトン」「コーチ」や「プーマ」などのブランドとのエンドースメント契約や大ヒットドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」の報酬も貢献しているものの、全体に占める割合は少ない。放送局「BBC」の報道によると「マーダーズ~」の報酬は1シーズン600万ドル(約8.5億円)であるという。
このニュースが報じられてもセレーナは自然体。特にコメントを発表することはなく、インスタグラムのストーリーにはベッドに寝転がって撮影した、気負いのないセルフィーだけを投稿していた。とはいえセレーナが楽々とビリオネアになったわけではなく、その道のりはまさに「叩き上げ」。セレーナの母マンディは16歳で彼女を出産。セレーナの父である男性とはセレーナが5歳のときに別れ、シングルマザーとして仕事をいくつも掛け持ちしながらセレーナを育ててきた。それでも経済的に苦しく、セレーナは自分の幼少時代を振り返り、車のガソリン代にも不自由する時期があったと語っていたこともある。
昨年、セレーナはあるラジオ番組で「レアビューティ」に対する思いを熱く語っていた。このブランドのビジョンは「年齢や性自認、性的指向、人種、文化的背景、身体的精神的能力や、視点を超えて心の健康を支える美とその先にある安全で誰もが歓迎される空間を生み出すこと」だというセレーナ。「ただ自分の名前を入れただけではない製品を作ろうと思って本当に一生懸命努力した。素晴らしい商品にしたかったし、メイクアップは楽しむものだというメッセージも込めたかった」。そのブランドがセレーナをビリオネアに押し上げるほど成功したということは、セレーナにとって単なる富以上の意味を持つはず。これからの彼女の実業家としての活躍に、改めて注目したい。