文楽とビックリマンでコラボカードを作った理由とは
配布後は様々な反応
今回はシールではなく「カード」という形で、慣れ親しんだチョコレートより大きいものを制作することに。ビックリマンとコラボした文楽人形は「菅原伝授手習鑑」に登場する松王丸。「義経千本桜」の静御前。「夏祭浪花鑑」の団七で、団七に至っては、悪魔VS天使の象徴的なキャラといえるスーパーゼウスをモデルに「団七ゼウス」として制作された。 これらを夏休みの文楽公演期間内の3日間に観劇した親子ら全員に配布。実際の反応はというと「子どもさんは親御さんに『これなに?』と聞いて『パパが子どものころに流行った。うれしい』と説明されたり、少し年配の方も『昔よく子どもに買ってーといわれたわ』と言いながら懐かしそうに受け取る人も多かったです」と小河原さんは話す。実際にツイッターやフェイスブックといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも、同じような反応、または「ゲットした」といった反応もみられた。
客層の薄い年代に来てもらうきっかけも
今回は3日間の配布だったが、小河原さんは「若い世代にも文楽を知ってほしいといいましたが、特にどうしても男性の方はお勤めがあるなど、お客様の層がうすいんです。今回のようにカードを通じて文楽に興味をもってもらえたらうれしいですし、ビックリマンにも再び触れられるいい機会と思いました。今回好評だったんで、もう一度コラボさせて頂きたいですね」と笑顔で語った。