ウクライナ人口4割に支援必要 小児病院攻撃で安保理緊急会合
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は9日、ロシアによるウクライナ首都キーウの小児病院などへのミサイル攻撃を協議する緊急会合を開いた。 会合は、ウクライナが理事国のフランスなどを通じて開催を要請した。今月の議長国はロシアが務めている。ウクライナのキスリツァ国連大使はXへの投稿で、ロシアの議長としての中立性に疑問を示した上で「あと何度ロシアは国際法違反を犯すのか」と批判した。 会合で国連人道問題調整室の担当者は、ロシアによる侵攻が始まった2022年2月以降、ウクライナの医療施設や交通機関などへの攻撃は1800回以上だと指摘。人口の約40%が何らかの人道支援が必要な状況だと訴えた。