スポーツ大好きパワフル64歳がコンテストでグランプリ獲得 減量で皮膚がシワシワにならないような工夫も
8月12日(月)、横須賀市文化会館にて『ベストボディ・ジャパン2024神奈川・横浜大会』が開催され、細川知恵(ほそかわ・ちえ / 64)さんがミス・ベストボディ部門、プラチナクラス(60歳~年齢無制限)でグランプリに輝いた。 【写真】64歳・細川知恵さんの引き締まったハリのある筋肉
以前からスポーツが大好きな細川さんはテニスやゴルフも趣味としており、64歳とは思えないほどパワフルかつ充実した生活を送っている。 「コンテストは2023年4月にデビューをしました。筋トレ自体は、以前から健康維持と主人とスポーツを楽しむことを目的に夫婦でトレーナーさんをつけて取り組んでいたのですが、ある日、友人から別のベストボディで日本一を経験しているトレーナーさんを紹介していただいて。大会出場には抵抗があったものの、ボディメイクには昔から興味がありましたし、モチベーションを保つためにも良いと思い、出場を決意しました」 初めて出場した地方予選では3位入賞を果たし、日本大会の出場権を獲得。さらに日本大会では4位入賞と、コンテスト挑戦1年目から大躍進を遂げた。 「日本大会で4位を頂けたことにうれしさを感じると同時に、さらに頑張れば上位に食い込めるかもしれないとも思い火がつきました。年齢の壁はあるものの、挑戦してみたいという気持ちが勝ったのです。また、大会会場では同じ趣味と目標を持つ同世代の方々と交流ができたこともとてもうれしくて。モチベーションにつながったことは間違いありません」 コンテスト出場時、女性選手は10cm以上もある規定ピンヒールの着用が義務付けられている同団体。今大会では堂々たるステージングで観客を魅了した細川さんだが、当初はピンヒールで歩き、ポージングをとることすらできなかったという。 「昨年、コンテストへの挑戦を決めた直後の練習ではヒールを履いて3分も立っていられませんでした。痛いしバランスもとるのが大変で……。そこで今年は体幹をブラさず歩くトレーニングを強化したんです。足で歩くというより腹筋と背筋に力を入れながら腰から歩くと上半身のブレも抑えられ、美しいウォーキングにつながるんです」 さらに細川さんは、減量時の身体の見え方にも意識を向けていた。
「年齢を重ねると同時に悩まされるのが、減量をすると皮膚がシワシワになってしまうということです。そのため、いかに健康的に見せられるかを意識した減量をしてきました。トレーニングでしっかりと筋肉をつけながら、食生活ではバランスの良い食事を心がけ、ハリのある身体作りを意識しました」 「筋トレ中は無心になれるため、終了後はスッキリとした気持ちになります。瞑想のような効果を感じられるのです」と笑顔で語る細川さん。年齢を意識させない若々しい身体と持ち前の明るさで日本一を目指す。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明