注目スラッガー擁する広陵 2年生4番の二松学舎大付 センバツ第3日
◇第95回記念選抜高校野球大会第3日第2試合 二松学舎大付―広陵(11時半開始予定) ともに強力打線を誇る広陵(広島)と二松学舎大付(東京)の打撃戦か。昨秋の明治神宮大会準優勝の広陵がやや優位だが、二松学舎大付にも勝機はある。 広陵は前回大会で2年生ながら中軸を務めた真鍋慧(けいた)選手(3年)が今回も中心だ。昨秋の公式戦で4本塁打を放った。特に明治神宮大会準々決勝・東海大菅生(東京)戦での右越え弾は圧巻の飛距離だった。当然、真鍋選手は警戒されることが多くなるが、只石貫太選手(2年)も手ごわい。昨秋の公式戦では真鍋選手に並ぶ4本塁打を放ち、打点は三つ多い17打点を挙げた。 二松学舎大付は打ち勝つしかない。キーマンとなりそうなのは、昨夏の甲子園で1年生の4番として本塁打を放ち、注目を集めた片井海斗選手(2年)。昨秋の公式戦ではいずれもチームトップの3本塁打、14打点をマークした。冬場に体幹や下半身などの強化に努め、打力は上がっている。打線全体でも切れ目がなく、得点力は十分ある。広陵は右腕・高尾響投手(2年)、左腕・倉重聡投手(3年)のどちらかが先発する可能性が高いが、先手を取って優位に進めたい。【岸本悠】