マスク氏「侘(わ)び寂び」日本語投稿 政府効率化省トップで在宅勤務禁止も?
トランプ次期大統領(78)の肝煎り(きもいり)政策「政府効率化省」のトップに就任するイーロン・マスク氏(53)は「77兆円ものアメリカ政府の無駄遣いを削減する」と意気込んでいます。こうしたなか、マスク氏は「侘(わ)び寂び」と日本語で投稿し、憶測が広がっています。この投稿の裏には何があるのでしょうか。 【画像】政府効率化省の方針とは? 「過剰歳出」に“節約大臣”マスク氏が提示
■「日本の侘び寂び」投稿の真意は?
2億人以上のフォロワーがいるマスク氏が突然「侘び寂び」とつぶやいた21日の投稿。この9分前には、トランプ氏が民主党を批判した投稿に賛同していました。 「侘び寂び」の4文字には、どのような意図が込められているのでしょうか?過去3回、単独でマスク氏にインタビューした自動車ジャーナリストの川端由美氏は次のように述べました。 川端氏 「(マスク氏は)日本の文化は詳しいし、来日もしているし、多分シリコンバレーの投資家の中で、一番日本との仕事が多い人」 マスク氏は2011年、東日本大震災後の福島を訪れ、ソーラーパネル2000万円相当を寄付して以降、公になっているだけで3回来日しています。 日本特有の文化である「侘び寂び」の世界観を知っているのでしょうか。 川端氏 「日本の仏教の中でも、禅みたいなもの。そういうところに通じる話としては知ってるのかなと思います」 「侘び寂び」の解釈は難しく、一般的に質素で静かなものを指します。 真意は分かりませんが、トランプ政権や自身が目指す「小さな政府」のことを言っているのでしょうか。
■在宅勤務禁止で人員削減も?
マスク氏 「政府効率化省は国民のお金が無駄使いされている現状を直します」 21日、謎に包まれていた政府効率化省の具体的な方針が見えてきました。 マスク氏らが寄稿したウォール・ストリート・ジャーナルによると、政府効率化省の役割は「歳出削減」「規制撤廃」「行政部門の縮小」の3本柱だとしています。 歳出削減については、「議会が承認していないか、意図していない年間およそ77兆円(5000億ドル)以上から過剰歳出を終わらせていく」とのことです。 また「規制や支出は民主的に選ばれた大統領ではなく、公務員が決めることが多い」と主張し、見直しや廃止を検討するとしています。 さらに、人員を削減するため、かつて自らが買収した企業でも実施した在宅勤務を禁止する方針を打ち出しました。再来年7月までに効率化を終えることを目標に掲げています。 (「グッド!モーニング」2024年11月22日放送分より)
テレビ朝日