ジェシカ・アルバ、自身のブランド「オネスト・カンパニー」のクリエイティブオフィサーを退任 経営第一線から退く
メーガン妃がライフスタイルブランドの立ち上げを発表、セレブのビジネス界進出が改めて注目を集めている。そんな中、セレブ実業家の大成功事例であるジェシカ・アルバが自分の会社の経営の第一線から退くことになった。 【写真】ジェシカ・アルバ & オナーほか、ハリウッドのそっくり母娘17組
2012年にエコな子育てグッズを企画、販売するオネスト・カンパニーを設立したジェシカ。ハリウッドにありがちな名前だけを貸す「セレブの副業」とは一線を画し、チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして自ら采配を振るってきたが、その役職を退任することを明らかにした。現地時間4月9日（火）に声明を発表した。
「この会社を設立したとき、私は消費財業界を変えることに取り組み始めました。そして今、それを成し遂げたと胸を張って言えます。オネストは私にとって真の愛の結晶であり、ビジネスが目的意識を持つことでそれに何ができるのかを教えてくれました」とコメントしている。「この決断を下すのは決して簡単なことではありませんでした。でも創業時の私のビジョンを推し進め、業界の変革者というオネストの評価を守ってくれるリーダーシップチームが整っていることを実感しています」。さらに自分のこれからの展望も。「新しいプロジェクトや情熱に重点を移しながら、取締役という立場で会社の成功に貢献できることを楽しみにしています」。
ジェシカは2008年に長女のオナーを妊娠。そのときに地球にも赤ちゃんにも母親にも安全な子育てグッズが欲しいと考えるようになり、事業を立ち上げたと話している。設立時は赤ちゃんのおむつなどベビー用品がメインだったが、その後コスメやアパレル、家庭用品などに拡大。今ではライフスタイルブランドに成長した。2014年時点での会社の評価額は10億ドル（1,529億円）。2015年にジェシカは経済誌『フォーブス』から「アメリカで最もリッチな叩き上げの女性実業家」に認定された。
ジェシカは声明を発表後、インスタグラムでもこれまでの道のりを振り返った。「最初のコンセプトを『ママと私』のクラスで友達に売り込んだときから、ナスダックで家族と一緒に鐘を鳴らしたときまで、これは最初は私の夢の中にしか存在しなかった一生に一度の旅だった」。投稿では元ファーストレディのエレノア・ルーズベルトの言葉も紹介。他の実業家や女性たちにエールを送るように「イエスと言う力を持たない人にノーと言わせないこと」「未来は夢の美しさを信じる人のものである」と綴っている。ジェシカがこれからどんな情熱を形にしていくのか、楽しみにしたい。
