【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】グランツール初出場パヴェル・ビットネルがスプリントを制す/第5ステージ
山岳賞 1 シルヴァン・モニケ(ベルギー/ロット・デスティニー)16 Pts 2 フィリッポ・ザナ(イタリア/ジェイコ・アルウラー)11 Pts 3 プリモシュ・ログリッチ(スロベニア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)10 Pts
ヤングライダー賞 1 アントニオ・ティベーリ(イタリア/バーレーン・ヴィクトリアス)in 18h 59' 14'' 2 レナルト・ファンイートヴェルト(ベルギー/ロット・デスティニー)+ 00' 03'' 3 マティアス・スケルモース(デンマーク/リドル・トレック)+ 00' 20''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 56h 57' 29'' 2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 01' 19'' 3 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 02' 42''
敢闘賞 207 イボン・ルイス(スペイン/エキポケルンファルマ)
リタイア 112 ルイ・コスタ(ポルトガル/アンテルマルシェ・ワンティ)
8月22日(木) 第6ステージ カルフール ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ > ユンケラ 185.5 km(山岳) カルフール発、逃げ切り向き、ユンケラ着 今大会2度目の上りフィニッシュは、簡単すぎず、難しすぎず。微妙なバランスで組み立てられたステージだからこそ、もしも開催委員会の思惑通りに進めば、逃げ切りが決まる。 大会メインスポンサーのスーパーマーケットチェーン「カルフール」が、堂々とスタート地名を冠する。しかも、ロードブックの地図が正しければ、スタートラインはカルフールが出店する巨大ショッピングセンターの屋内に引かれている。果たしてどんな驚きが仕掛けられているというのだろう。 難関はステージの後半3分の2に凝縮された。まずは55kmほど走った先で1級山岳ボヤール(登坂距離14.7km、平均勾配5.5%、最大10%)へ。中盤から延々7%台が続く本格的な上りで、力強い逃げを作り上げるチャンスだ。 ラスト約55kmには、平凡な3級峠が立て続けに3つ登場する。ただ3級ビエントは実質的には20km近く上り続けねばならないし、山頂までの1kmが勾配9%弱とキツイ。続く3級マルティネスは逆に、上り始めの2kmがガツンと8%台。異なる脚質が、ギリギリの攻防を繰り広げてくれるに違いない。 戦いは3級ラス・アベハスで締めくくられる。全長8.8kmの山道は、平均勾配3.9%と決して厳しくはない。ただ途中で一瞬だけ10%に達する。また1kmにわたり、8%ゾーンも潜んでいる。ブエルタ初登場どころか、プロのロードレース大会を迎え入れること自体が初めてという小村ユンケラが、初めての勝者を待っている。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
【関連記事】
- 【ブエルタ・ア・エスパーニャ2024 レースレポート:第4ステージ】ブエルタを知り尽くす男・ログリッチ 今大会1つ目の山岳を制しマイヨ・ロホに袖を通す「今日の僕は幸運で、脚にも力があった」
- 【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】激坂スプリント勝負はログリッチが勝利、マイヨ・ロホも獲得/第4ステージ
- 新女王誕生! カタジナ・ニエウィアドマが「全ステージをパーフェクトに走り抜いた」と自賛の個人総合初優勝 絶対的存在のデミ・フォレリングは4秒届かず【Cycle*2024 ツール・ド・フランス ファム:レビュー】
- 【ブエルタ・ア・エスパーニャ2024 レースレポート:第3ステージ】翼を取り戻したファンアールト。「僕にとってパーフェクトなスプリントだった」
- 【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ワウト・ファンアールトが大会初出場で初区間優勝/第3ステージ