プーチン氏がウズベキスタン訪問、中央アジア初の原発建設など表明
[タシケント 27日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は27日、中央アジアのウズベキスタンを訪問し、首都タシケントでミルジヨエフ大統領と会談した。プーチン氏は旧ソ連のウズベキスタンを「戦略的パートナーで、信頼できる同盟国」と位置付け、小規模原子力発電所の建設や共同投資基金への資金供与などを表明した。 プーチン大統領は、ウズベキスタンに資金を提供するため、総額5億ドルの共同投資基金にロシアが4億ドルを拠出すると明らかにした。 また、ミルジヨエフ大統領によると、ロシアはウズベキスタンに中央アジア初となる小規模原子力発電所を建設する。ロシア大統領府が発表した文書によると、ロシア国営原子力企業ロスアトムがウズベキスタンに55メガワットの発電能力を持つ原子炉を最大6基設置する。 旧ソ連の中央アジア5カ国(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン)には現時点で原子力発電所はない。共にウラン生産国であるウズベキスタンとカザフスタンは長らく、成長する経済を支えるために原子力発電所が必要との立場を示してきた。