約13年ぶり 新規制基準をクリア 7日に島根原発2号機が再稼働の見込み 課題は
また再稼働すれば、半減期2万4000年以上のプルトニウム239などが含まれ強い放射線を出す使用済み核燃料が年々増えて行くことになります。 青森県六ケ所村に建設中の再処理工場は完成延期が繰り返され、高レベル放射性廃棄物の最終処分地も決まっていません。 中国電力は、再稼働を目前に控えた12月2日に水密扉や地震の揺れに備えた装置など安全対策設備を公開し、島根原発の岩崎晃所長が13年間の運転休止で生じた課題について認識を示しました。 中国電力・岩崎晃島根原子力発電所長 「運転員につきましては6割が運転を経験していないと。(過去)当直長を経験していたOB、ないしは発電部長を経験していたOB。これらの人にも再稼働の前段階から現場に来て頂いて、いろいろな昔での経験を伝えて頂いておりますし。」 岩崎所長は「これ以上、出来ないのではないかという位、設備は用意した。それを社員が使いこなして行くことが大切で、訓練をしっかりと取り組みたい」と説明し、OBの指導やシミュレーター訓練に加え、すでに原発運転を再開した関西電力と九州電力での研修など予行演習を重ねて来たということで、いよいよその真価が問われます。
山陰放送