富山県内の今年の出来事を振り返るプレイバック2024 1月から6月までパート1
富山テレビ放送
今年の漢字は「金」となりましたが、みなさんにとってはどんな1年だったでしょうか。 元日の能登半島地震、政治とカネをめぐる問題など様々なことがあった2024年。 富山この1年を振り返ります。 12日は1月から6月、上半期です。 *初詣客 「良い1年になればいい」 2024年のスタート。 誰もが穏やかな1年の幕開けを願っていました。 しかし、 *リポート 「たった今大きな揺れがありました」 元日、午後4時10分頃、石川県能登地方を震源とする巨大地震が発生。 石川で最大震度7、県内でも富山市などで震度5強を観測。 被害が相次ぎました。 富山市では初売りで賑わっていたショッピングセンターの天井が落下、お祝いムードが一変しました。 *リポート 「国道359号線です。道路が崩落しています。100メートルはありますでしょうか。かなり長い区間、アスファルトが地すべりのように下に落ちています」 氷見市など1万9000戸余りで断水も。 被災地で高校生がボランティアに参加し、支援の輪が広がりました。 *高校生 「1日も早く元の生活に戻ってほしいという思いで参加」 政治とカネの問題に揺れた1年でもありました。 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派に所属する県選出の2人の議員が派閥側から収支報告書に記載のないキックバックを受けていたことが明らかになりました。 2月。 *藤井聡太八冠(当時) 「まだ大変な状況の中で開催に向け準備していただき対局できることをありがたく思う」 *新田県知事 「全国に先駆けて認定されたことは大変喜ばしく価値のあるもの」 再生に向け、動き出しました。 城端線・氷見線がJRからあいの風とやま鉄道へ経営移管されることを盛り込んだ再構築実施計画が、全国で初めて国の認定を受けました。 *リポート 「午前4時半。地震の被害を受けた水橋漁港です。初日のホタルイカ漁を終えた船が 漁港へと戻ってきました」 3月、地震で定置網に被害が出たホタルイカ漁が解禁。 幸先の良いスタートを切りました。 *漁師 「大漁でうれしい。期待通り」 今シーズン、ホタルイカの水揚げ量は過去最も多い4000トンを超え、浜は大漁に沸きました。 北陸が沸いたと言えば、 *リポート 「北陸新幹線開業から9年、敦賀まで延伸したつるぎの1番列車がいま富山駅を出発しました」 *乗客 「北陸3県がより一層発展してほしい」 北陸新幹線が敦賀まで延伸。 北陸3県が近くなり関西へのアクセスが向上しました。 *リポート 「かたかご会の女将さんや子供たちが乗客の皆さんを歓迎します。その表情は晴れやかです」 歓喜のなか、懸念も。 地震で橋桁と枕木が損傷した黒部峡谷鉄道の全線開通が大幅に遅れ、今年、県の観光の目玉だった黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放も延期されました。 *リポート 「県内の上昇率トップは今北陸新幹線の敦賀延伸で注目を集めている富山駅前でした」 土地の取引の目安となる地価公示。 県内ではバブル崩壊後32年ぶりに下落が止まりました。 県内で、地震による被害が最も大きかった氷見市。 3月末、2カ月半遅れの成人式が行われました。 *新成人 「あけましておめでとうって言う暇もなく、会えないままになってしまったので、今回こういう場でみんなと会えてよかった」 その氷見市では、被災した建物の公費解体が始まりました。 *氷見市民 「ようやく春が来て、農作業が始まっていく。何とか平常に戻っていくのかな」
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