ママ世代、幻のバッグ「ピオヌンナル」 東京・代官山のポップアップに長蛇の列をなす
バッグブランド「ピオヌンナル(PIONUNNAL)」は12月5日から8日、東京・代官山で5周年記念ポップアップストアをオープンしている。これまで伊勢丹新宿本店やジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ本店で開催実績があるが、ブランドが主催するのは初めて。人気のバッグが一堂に集まるほか、ブランドの年表や過去のコラボ商品の展示など豊富なコンテンツを用意する。 【画像】ママ世代、幻のバッグ「ピオヌンナル」 東京・代官山のポップアップに長蛇の列をなす
同ブランドは2019年、車琴仙「ピオヌンナル」代表兼ディレクターにより創業。韓国の伝統的なキルティング生地・ヌビを使った、シンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションのバッグが特徴。「ヴェリィ(VERY)」の掲載を機に、ママ世代から支持を得るようになる。
ポップアップでは、1作目の“リスタート”(全14色、各9680円)や人気の“サムシング”(全10色、各1万890円)、新作の巾着型ショルダーバッグ“バレリーナ”(全7色、各1万3200円)、バッグを模したキーチャーム“アイドル”シリーズまで、幅広いラインアップをそろえる。なお、3万円以上の購入で、ブランドの5年間とこれからをまとめた記念ブックをプレゼントする。
ママ世代を魅了 シンプルに込めたこだわり
「ピオヌンナル」は顧客とのエンゲージメントが高く、「メインターゲットのママ世代からは“欲しくても手に入らないバッグ”と認識されているほど」(広報担当者)という。ポップアップは毎回大盛況のうちに終わると言い、最終日を待たずにバッグが完売したこともある。2023年、「ヴェリィ」の付録になったときも、雑誌が即完売するほどの話題を呼んだ。
シンプルなバッグだからこそ、製作過程にこだわりを見せる。生地の表面に色を乗せる“ピグメント染め”を採用し、あえて若干の色味や手触りの違いを楽しめるように。車代表は「色味をそろえることに苦戦することもあるが、ヌビは個体差があってこそ。この手法のヌビが一番美しい」と胸を張る。他にも、縫製は厳選した国内工場に委託、完成まで2回の検品を設けるなど、品質の追求にあくなき姿勢を示す。
■ピオヌンナル単独ポップアップ 日程:12月5日~12月8日(混雑緩和のため、9:30~9:50まで店頭前で整理券を配布する) 場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY 住所:東京都渋谷区猿楽町16-15