あなたならどうする? 運転中のゲリラ豪雨でやるべきこと
線状降水帯やゲリラ豪雨による水害が毎年のように発生する昨今。梅雨末期に多いとされる線状降水帯ですが、これから多くなる台風接近時も発生しやすく、局地的に短時間で激しい雨が降るゲリラ豪雨は7月~9月に多く発生するなど、まだまだ豪雨に注意が必要なシーズンは続きます。 正しい洗車のやり方知ってた? 真夏の洗車で注意すべきこと 特に、突発的に起こるゲリラ豪雨は、いつどこで発生するのか予想が難しく、運転中に突然豪雨に見舞われることも少なくないため、豪雨によるリスクを回避するには備えが必要。運転中にゲリラ豪雨に遭遇したときにやるべきことをいくつか考えてみましょう。
■とにかく停車が大切
局所的に、短時間に大量の雨が降るゲリラ豪雨。夏の強い日差しによって発達した積乱雲によってもたらされるもので、ゲリラ豪雨となる積乱雲は、竜巻や突風、ひょうなども引き起こしやすいとされています。舗装された地面が多い都市部ではマンホールから水があふれ冠水や浸水が発生し、山地では水が一気に押し寄せる鉄砲水が発生するなど、大きな被害に繋がってしまうことも少なくありません。
そんなゲリラ豪雨に運転中に遭遇してしまったら、まずは安全な場所にクルマを止めましょう。バケツをひっくり返したような大雨では、どれだけ早くワイパーを作動させても安全に走行できる視界を確保することは難しく、大雨によって、歩行者やほかのクルマも普段とは違う動きをしていることも考えられ、このような状況で走行を続けることはリスクが非常に高いです。 また、路面の水の量が多くなると、タイヤが路面を掴むことができなくなり、ドライバーがクルマをコントロールできなくなる「ハイドロプレーニング現象」に陥ってしまう可能性もあります。豪雨の際はできるだけ早いタイミングで安全な場所を確保し、クルマを停止させて、雨が収まるのを待つのが一番。路肩に停車した場合は、より確実に後続車に自車の存在を知らせるため、ハザードランプのほか、テールランプも点灯させ、そのうえで、ブレーキを踏み続けて強い光を放つブレーキランプも点灯させるといいでしょう。