ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、がんで亡くなったピザ職人にお悔やみの手紙を送る
がんの療養を続けているキャサリン皇太子妃とそれを支えているウィリアム皇太子。昨年公務中に出会ったピザ職人ががんで亡くなったことを知り、お悔やみのメッセージを送っていたことが明らかになった。 【写真】妻ラブ♡ウィリアム皇太子のキャサリン妃への愛が溢れるフォトアルバム
昨年4月にウェールズを訪問したウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃。ドウライスという村を訪れ、ラグビークラブに集まった災害救助隊のメンバーをはじめ地元の人々と交流するシーンがあった。そのとき2人は近くのキッチンカー「リトル・ドラゴン・ピザ」でピザを購入し、メンバーたちに振る舞った。このキッチンカーの店主でピザ職人のピーター・モリスががんで亡くなった。47歳だった。
新聞「サン」によるとこのことを知った皇太子夫妻は遺された妻トレーシーにお悔やみの手紙を送った。トレーシーがピーターの葬儀でそれを読んだことから明らかになった。手紙は皇太子が代表して書いたもので「キャサリンと私はあなたの夫ピートの悲しいニュースを聞き、とても残念に思っています。彼があなたの人生に残した穴は計り知れないものでしょう。キャサリンと私はピートと対面したひとときを心から楽しみました」と綴ってある。「私たちはピートが非常に献身的なコミュニティの重要なメンバーであったことを知っています。彼が多くの人に影響を与えたことを知ることが、あなたにとって慰めになることを願っています」「このような状況下では、あなたがこの手紙だけで慰められることがないとわかっています。でも私たちがあなたとご家族のことを思っていることを知って欲しかったのです」。最後に「心からお悔やみを、ウィリアム」と手書きで添えられていた。
ウェールズ訪問時の報道によると皇太子妃はピザを買うときピーターとおしゃべりを楽しんでいた。ピーターも雑誌『ピープル』に「皇太子妃から自分たちでピザの生地を作っているのですか? と尋ねられた。皇太子妃は家で子どもたちと一緒にピザを作るのが好きだと話していた」と明かしていた。さらに「未来の国王と王妃のためにピザを作るのは現実離れした経験だった」とも。
手紙を受け取った未亡人のトレーシーは「とても驚いた」と新聞「サン」に話している。「2人がピートの死をどう知ったのかもわからない。皇太子妃が治療中だから感情を動かされたのかもしれません」「ピートは2人がとても落ち着いた普通の人たちだったと話していました」。トレーシーとピートには 5歳と3歳の娘がいるが、手紙は額に入れて2人に残すつもりだという。トレーシーは「ピートが亡くなってたくさんの人から手紙をもらいました。でも皇太子夫妻からのものは特別です」と話している。