2人の子ども支えた「がん闘病中」配達員…韓国「飲酒」ポルシェにひかれ無念の死
【09月10日 KOREA WAVE】韓国で飲酒運転のポルシェにひかれて死亡した50代の配達員が、がんと闘いながら家族を支えていたことが明らかになり、悲しみを広げている。 慶南(キョンナム)警察庁によると、5日午前1時38分ごろ、巨済(コジェ)市の片側1車線のカーブでポルシェが中央線を越え、反対方向から来たオートバイに衝突した。 警察が、運転していた20代男性の血中アルコール濃度を現場で測定したところ、免許停止レベルだった。事故でオートバイを運転していた50代男性は心肺停止状態で病院に運ばれ、死亡が確認された。 被害者は数年前に職を失い、2人の子どもの父親として配達業に従事していた。また、自身ががん闘病中でありながら家族の生計を支えていたと報じられている。 事故現場にいた目撃者はテレビ局「チャンネルA」に対して「オートバイは壊れていた。加害者は『逮捕令状を持ってこい』などと言って警察と口論していた」と証言した。 慶南巨済警察署は交通事故処理特例法違反(致死)および道路交通法違反(飲酒運転)の疑いで加害者を立件し、捜査を続けている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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