【NFL】膝の負傷で昨季が不調に終わったビルズLBミラー、「フィールドに立つべきではなかった」
バッファロー・ビルズのラインバッカー(LB)ボン・ミラーは昨シーズン、2022年に断裂したACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)から復帰して12試合に出場したものの、サック0回という成績で終わった。ミラーは先日、『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』に対して、2023年にはおそらくフィールドに立つべきではなかったと明かし、次のように話している。
「俺個人としての一番の目標は、自分のスタイルのフットボールを再びプレーすることだ。本当にクレイジーだよ。ケガをして、復帰し、本当はプレーすべきじゃなかったのに、フィールドでの結果で評価されるんだ。昨シーズン全部を休むことも十分にあり得たけど、チームメイトたちにそんなことをするなんてできなかった。キャリアの終盤にさしかかっていて、どの年も無駄にしたくなかったんだ。一方で、あの場所にいるべきじゃなかった」
昨シーズン、34歳だったミラーは足がかりを見つけるのに苦労しているように見えた。これまでお馴染みだった爆発力が欠けていた。負傷歴を考えると、ACL断裂からさらに1年が経った今、ミラーが再び元気な足取りでプレーできるのか、それとも年齢の影響でキャリアが終わりを迎えるのかが問題になってくる。
ビルズに残るべく、今オフシーズンにペイカットを受け入れたミラーは、2024年シーズンに復活することを誓っている。
「みんながそれ(昨シーズン)のことで俺を評価している気がして、正直、ちょっとムカついている。しばらく表に出ていないボンを引き出さなきゃって思っているんだ。自分のスタイルのフットボールを再びプレーしたい。悪態をついて、サックを決めて、躍って、チームメイトのためにプレーを決める。それがこのオフシーズン中に考えていることのすべてさ」
ビルズはミラーがディフェンシブエンド(DE)のグレゴリー・ルソーやA.J.エペネサとともに、ローテーションエッジとしてチームに貢献することを期待している。今シーズンのビルズのパスラッシュ陣は層が薄いため、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモット率いるディフェンスが、相手クオーターバック(QB)に一貫してプレッシャーをかけるためには、ミラーの活躍が非常に重要だ。