多久聖廟の巨大絵馬が“出張” 多久市のJR多久駅と唐津市の唐津駅構内に設置、合格祈願受け付け
本格的な受験シーズンを前に、儒学の祖で学問の神様と称される孔子を祭る多久聖廟(せいびょう)の出張巨大絵馬がこのほど、多久市のJR多久駅と唐津市の唐津駅構内に設置された。志望校合格に向けた最後の追い込みで参拝する時間がない受験生に向けたもので、来年3月上旬まで合格祈願を受け付ける。 絵馬は縦2メートル(脚部分含む)、横2メートルで、「学業成就」の文字と孔子のイラストが描かれている。備え付けの絵馬カードに受験への思いなどを記し、絵馬左側の「希望口」に投函(とうかん)する仕組みになっている。カードは定期的に回収され、1月の大学入学共通テスト、2月の国公立大入試、3月の高校入試に合わせて3回に分け、聖廟内にある孔子像の前に奉納される。 今年で16回目。主催する多久市観光協会は「多久聖廟は学問に頑張る皆さんを全力で応援しています」とメッセージを送る。(古川浩司)
古川浩司