グルマンが憧れるビストロ! 確かな技術と感性が生み出す料理が秀逸な「グルマンディーズ」
「The Tabelog Award 2024」 受賞店インタビュー
「おいしいを、讃えよう。」をキャッチコピーに、食べログユーザーによる評価をもとにした独自の年間レストランアワード「The Tabelog Award 2024」。対象期間にきわめて高い評価を獲得したお店がノミネートされ、ユーザーによる投票にて「Gold」「Silver」「Bronze」の各賞、部門賞として「Best New Entry」「Best Regional Restaurants」「Chefs’ Gold」が決定した。
受賞店数は456店舗、その割合は日本の飲食店の中のわずか0.05%ほどという狭き門。そんなトップオブトップの飲食店の料理人たちは今、何を考えているのか?
Gold受賞「グルマンディーズ」長谷川北斗氏
パリの星付きレストランで修業し、数々の名店を経た長谷川北斗氏がオーナーシェフを務める「グルマンディーズ」。「The Tabelog Award」は6年連続受賞しているが、今回初の「Gold」を受賞。
「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」にも選出され、 すでに受賞しているのでは、と思えるほどの人気店。リピーターも多く、一度訪れたらまた行きたくなる人が続出している。すでに2024年の予約は埋まっているという噂もちらほら聞こえてくる、日本一予約の取れないビストロ。いま、長谷川シェフが抱く信念とは?
「グルメ」が語源の店名に込められた思い
「おいしいもの、満足感、満腹感、シンプルにそういう店です」、と「グルマンディーズ」をこう表現する長谷川氏。店名は“グルメ”からきているという。 満足していただけるような、お腹いっぱいになって「おいしかった」と帰ってもらえるような、そういう店でありたいと名付けられた。
連日満席で多くのゲストを迎える長谷川氏だが、できるだけ要望に応えたい、と自身のスタイルとして「譲る姿勢」を大切にしているそうだ。 柔軟な対応でゲストに寄り添う「グルマンディーズ」に、おいしさと居心地のよさを求めて訪れるファンも多い。
歩み寄りの一皿が心をつかむ
コース料理の一番最初に出される「ベニエ」を、長谷川氏は「うちのシグニチャーメニューかもしれない」と話す。フランス料理の技術は入っているが、何よりもゲストへの歩み寄りがたくさん入っている料理だという。