北の富士さん死去 角界きってのダンディー 大関時代に「夜のヒットスタジオ」出演も 断髪式には…
元横綱で相撲解説者の北の富士勝昭さん(本名・竹沢勝昭=たけざわ・かつあき)が死去していたことが20日、分かった。82歳だった。 【写真】1975年2月、断髪式後にきっちりと髪形を決め、白のタキシード姿で登場する北の富士さん NHKの解説席に80歳を過ぎても着物を格好良く着こなして出演。また、ある時にはサテンの青のスーツに青のマフラーをバシッと合わせたり、赤のブレザー姿で公の場に登場するなど、おしゃれでダンディーとして人気だった。 1975年の断髪式の後には白のタキシード姿を披露し、満員御礼の会場を驚かせたことも伝説となっている。 低音ボイスも魅力的で1967年に「ネオン無情」で歌手デビューして、50万枚を売り上げた。大関時代の69年にはフジテレビ「夜のヒットスタジオ」に歌手として出演。当時の人気歌番組に人気の大関が登場したことで話題となった。 最後まで角界きってのダンディーで、相撲ファンを魅了した。