『アベンジャーズ』セバスチャン・スタン、ドナルド・トランプそっくりに!四六時中トランプ漬けの役づくり:第77回カンヌ国際映画祭
また、イラン系デンマーク人のアッバシ監督がアメリカ大統領選挙に影響を与え得る作品を手掛けることになったのは、「過去5、6年で、僕の世界に対する楽観主義が消え失せた」ことがきっかけだったという。「同じ監督たち、そして自分に対して次第にフラストレーションを感じるようになったのは、皆があまりに内向きになっていたから。その方が安全だから、戦争や政治論争など世界で起きていることは気にしないというスタンス。その結果、中国政府やイラン政府のプロパガンダ映画、ペンタゴンのエンタメ映画ばかりになった。それは乱雑で、僕のフィールドである“芸術”ではないかもしれないけれど、僕は今、彼らのフィールドでやっている。誰かが、そうすべきなんだ。僕は他の人もそうしてほしいと思っている」と訴えていた。(編集部・市川遥)
第77回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催