【写真：Getty Images】

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）のリーグステージ第4節が5日に、各地で行われた。3試合を終えて2位につけるヴィッセル神戸は、全勝で首位に立つ光州FCをホームに迎えた。1勝2敗で10位に位置する川崎フロンターレと8位の上海海港の一戦は、等々力陸上競技場で行われた。 　 　 　首位攻防戦となったヴィッセル神戸対光州FCとの一戦。序盤からヴィッセルが押し気味に試合を進める。セットプレーを中心にゴールに迫るシーンは作り出したが、なかなか決定機を作り出せない。それでも前半アディショナルタイムに、宮代大聖がボックス内で挙げたクロスが相手DFの腕に当たりPKを獲得。これを宮代自身が決めきって先制に成功。ヴィッセル1点リードで前半を折り返す。 【リーグフェーズ順位表・対戦表】AFCチャンピオンズリーグエリート24/25 　後半もヴィッセルのペースで試合が進む。そして54分、大きな追加点を奪う。左サイドから仕掛けたパトリッキがクロスを上げると宮代が右足で合わせる。これはGKの正面に飛んで弾かれたが、佐々木大樹が頭で押し込んでリードを2点に広げた。65分には佐々木が完全に抜け出して、GKとの一対一を迎えたが決めきれず。その後も終始ヴィッセルペースで試合が進んだが、試合は動かず。ヴィッセルが2-0で光州を下し、暫定で首位に立っている。 　川崎フロンターレと上海海港の一戦は、ホームチームが先に試合を動かす。12分、左SBの三浦颯太が左サイドを突破してクロスを上げると、こぼれ球を家長昭博が押し込み先制に成功。さらに1分後には、裏に抜け出したエリソンのシュートはGKに弾かれたものの、これを瀬川祐輔が確実に流し込んで2-0に。 　そして32分には、再びエリソンがDFラインの裏を突くと、ボックス内でタメを作ってファンウェルメスケルケン際にパスを送る。これをダイレクトでゴール左隅に蹴り込みネットを揺らした。フロンターレ3点リードで前半を終える。 　後半は、ギアを上げてきた上海海港もオスカルを中心に際どいシーンを作り出すが、フロンターレも身体を張った守備を見せ、ゴールは許さない。少し押し込まれていたフロンターレだったが70分に決定機。瀬川がドリブルから強烈なシュートを左足で放ったが、相手GKの好セーブで4点目とはならなかった。フロンターレは83分にバルガスに豪快なミドルシュートを決められたが、失点はこの1点に抑えて3-1で勝利。ACLEの2勝目を手にしている。 【試合結果】 ヴィッセル神戸 2-0 光州FC 川崎フロンターレ 3-1 上海海港