ポーランド、8年ぶり政権交代へ 親EU首相選出、ウ支援継続も
【ベルリン共同】ポーランド議会(下院)で11日、愛国主義的な保守与党「法と正義(PiS)」のモラウィエツキ内閣に対する信任投票があり、不信任が多数を占めた。下院は同日、野党勢力を率いてきたトゥスク元首相を新首相に選出した。13日に新政権が正式に発足する見通しで、8年ぶりの政権交代となる。 トゥスク氏は欧州連合(EU)の前大統領。強権的統治を進めてきたPiS政権が対立したEUとの協調路線への回帰を目指す。ロシアの侵攻を受ける隣国ウクライナへの支援も安定して続ける構えだ。 PiSは10月の下院選で第1党となったが過半数に届かなかった。