借金のお願いを断るとき「友達でも貸したくない」はNG。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
返済されない場合はどうする?
一方、すでにお金を貸しているけど返済されない場合はどうするか。強く催促すると関係性にヒビが入りそうなので、「貸したお金のこと覚えている?」などと探る人が多いかと思いますが、回りくどいし嫌みに聞こえたりもします。 そんなときは、催促しなければいけないくらい自分も困窮していることを説明しましょう。それで「自分も助けてもらったから」と、返してくれるのなら解決です。 問題は逆ギレしてくる人の場合です。そういう人は、単純に催促に対してキレているだけではなく、「返済したいけどできない自分の状況を否定したい」という、自分に対するネガティブ感情も含めて逆ギレしているわけです。いつか必ず揉めごとになるので、距離を置いたり縁を切ったほうがいい。お金を貸さなかったら逆ギレしてくるような人も同じです。
もしお金を借りるならなんと言う?
最後に、もしお金を借りるならなんと言うか? 僕なら言葉だけではなく、返済期日と返済が遅れた場合の利息を書き込んだ借用書を作ります。借用書は法的な根拠になるので、最終的に差し押さえもできますし。まあ、貸主は借り主に資産があるという事実を示すことができれば、の話ですが……。 構成/杉原光徳(ミドルマン) ―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]― 【ひろゆき】 西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
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