自殺との因果関係認める 旭川いじめ問題 再調査委の報告書を公表
3年前、旭川で女子中学生が凍死した問題で、旭川市はきょう、いじめと自殺の因果関係を認めた再調査委員会の報告書を公表しました。 報告書の「公表版」は、市長直属の再調査委員会がまとめたものからプライバシーに関する表記を一部除いたもので370ページほどあります。きょう今津寛介市長が市議会で報告し、市のホームページでも公表しました。 今津貫介旭川市長は「14歳の尊い命を救えなかったこと旭川市を代表してお詫びする」と述べました。 報告書では、亡くなった当時中学2年生だった広瀬爽彩さんは中学入学後、クラス内外で7件のいじめを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとし、「いじめがなければ自殺は起こらなかった」と結論付けています。 また、今津市長は「今後、同じことが繰り返されないよう、そして、同じような悩みを抱えている方にも役立てていただけましたらと思っています。」などとする広瀬さんの遺族のコメントも読み上げました。