世界規模のニーズに応える「長崎港」の挑戦!LNG燃料《国際供給拠点》の可能性
「確認よし!」 「温度マイナス134.5度」 タンクローリーには、マイナス162度に冷やされたLNGが14トン入っています。今回発注を受けた250トンの燃料を供給するためには、北九州と長崎を17往復しなければなりません。 ■効率アップを目指す 作業効率アップを図ろうと、今月、タンクローリーよりも容量が大きいコンテナを使った実証実験が行われました。コンテナは保冷性能が高いため、60日間LNGを保管できます。 西部ガス広域産業エネルギー開発部 高田研磨マネージャー: 「コンテナを船で運んできて、長崎の例えばコンテナターミナルに置くであるとか。我々の構想段階でございますので、協議をさせていただきながら進めさせていただきたいと考えています」 ■客船・新造船の誘致にも 長崎港でのLNG燃料の供給が可能になれば、長崎で建造される船だけでなく、海外からの船の誘致に繋がる可能性があります。 西部ガス広域産業エネルギー開発部 高田研磨マネージャー: 「この先日本で(LNG燃料を)供給できる、受け入れられるということであれば、それは1つのメリットと考えられると思う。客船や船を呼び込む、もしくは新造する船を受注する。そういったものに対しての大きなバックアップになるんじゃないかなと。そうなればいいなと考えています」 長崎港に「LNG供給拠点」を整備するという動きが、港の活性化と脱炭素社会の実現につながると期待されています。
長崎放送