地元民しか知らない!? トロ~リ卵が黄金に輝く絶品の半熟卵カツ丼! 人気観光地・犬山城下町の穴場とは?
愛知県犬山市にある国宝「犬山城」やその城下町は、国内外からの観光客が年間約60万人以上も訪れる、県内屈指の観光地。歴史情緒のみならず、見ても楽しい食べ歩きグルメなどが、若者からの支持を集めています。松本道弥アナウンサー(以下、松本アナ)が、地元の人に聞き込み、地元の人だからこそ知っている、"とっておき"の穴場を探しました。 【動画】地元民が激推しする!?トロ~リ卵が黄金に輝く名物カツ丼はこちら【4分04秒~】
地元の人に愛される老舗の名物!トロリとした黄身が絡む絶品カツ丼
旅のルールは、出会った方にとっておきの写真を見せてもらい、その土地の穴場を探すこと。松本アナがまず向かったのは、観光客で賑わう犬山城下町です。人力車を引いていた男性を発見、地元ならではの情報を持っているのではと、さっそく話しかけました。お笑い芸人としても活動している車夫の小鈴木さんは、生まれも育ちも犬山市です。 (犬山お笑い人力車・小鈴木さん) 「『開進亭』のカツ丼は、半熟の卵でとじているのが特徴。市民、市役所の人の昼ごはん(の出前)はココ」 地元民に愛される穴場「和洋レストラン開進亭」は、大正時代に創業し100年以上続く老舗レストランです。王道の味噌カツや大ボリュームのエビフライだけでなく、昔ながらのハヤシライスやハンバーグなど、創業当初からの味も地元の人に愛されています。 (三代目・佐橋渉さん) 「ウチはずっとこれで。70、80年くらいずっとこれでやっている」 半熟の卵を割り、一緒に食べた松本アナの感想は…。 (松本アナ) 「黄身が半熟なのはもちろん、白身もトロットロなのでお肉にもご飯にもよく絡む。ベストマッチです」 誕生のきっかけは謎ということですが、地元の人に親しまれる味で人気です。
伝統工芸士にも認定!塗師の工房で開催する漆塗り体験
松本アナは城下町へ戻り、以前取材したことのある郷土菓子のげんこつ飴、「藤澤製菓」の女将さんに、"とっておき"を尋ねました。 (藤澤製菓店主・林知津衣さん) 「漆塗りの仕事をしている方がいる。急にはできないが、予約すればお箸作りや漆塗りの体験ができる。名古屋城の本丸御殿の仕事にも関ってみえた方」 さっそく取材許可を取り、「漆工よこい」を訪ねました。 (塗師・横井且央さん) 「尾張仏具の塗師(ぬし)屋という職業。派手ではありませんけど」 横井さんは、国の伝統的工芸品に指定されている「尾張仏具」の製作において、漆塗りの工程を手掛ける職人。その熟練の技術により、伝統工芸士に認定されています。その仕事を特別に見学。下地塗りの後、本番の漆塗りは、漆を丁寧に何度も何度も塗り重ねます。息を呑むような鮮やかな職人技ですが…。 (塗師・横井且央さん) 「漆塗りの仕事は、引き立て役。目立たないけど、漆塗りが本物でやってあれば、全てが引き立てられる」 そんな漆塗りの仕事を少しでも知ってもらおうと、横井さんは昨年から不定期で体験型ワークショップを行っています。インバウンドの外国人客などに好評だそうです。