“麦から稲へ”移り変わる田園風景…東温市で見つけた初夏の味!麦芽糖を使ったアイスクリーム
南海放送
きょうは、二十四節気のうち田植えの目安を表す『芒種』です。梅雨入りとも重なる時期ですが…県内はカラッとした晴天の一日となりました。 この時期ぴったりの‟初夏の味”は、麦です! 杉本記者: 「東温市に来ています。日差しはとても強いのですが、風が強く吹いているので体感的にはそれほど暑さを感じません」 松山の最高気温が28.2度となるなど、県内10地点で夏日となったきょう。東温市では、はだか麦の収穫を終えた畑で来週の田植えに向けた作業が行われていました。 ジェイ・ウィングファーム 大森陽平取締役: 「景色がガラッと変わってくるっていう、この辺の風物詩ですね。今からはね、ほんと忙しいですね」 東温市内のおよそ55ヘクタールではだか麦や米を栽培するこちらの会社。はだか麦のおいしさや文化を伝えていこうと2年前から加工・販売しているのが…
加工担当・和田忠志さん: 「白もち米の麦芽糖になります」 杉本記者: 「見た目ははちみつよりもサラサラとしてる感じで。はちみつのちょっと酸味がある感じ。しつこくない、優しい甘さがふわっと残る感じですね」 もち米とはだか麦で作った麦芽糖『媛甘露』です。 和田さん: 「ほんとに悪いところがない。お砂糖のカロリーが3分の2。水溶性食物繊維が豊富なので、お通じの改善にも役に立ちますし」 農場に併設したカフェでは、麦芽糖や自社で栽培した麦、米を使ったクッキーやケーキなどを加工・販売しています。
おすすめの‟初夏の味”が…? 麦芽糖を使ったアイスクリーム。毎日6種類のフレーバーを用意しています。 杉本記者: 「この赤いのが?(食べて)椿!これが椿なんですね」 敷地内で採れた椿の花を麦芽糖でマーマレードにして練りこんだアイス! 杉本記者: 「優しい甘さ…」 大森さん: 「噛めば噛むほど甘みが出るお米みたいなもんで」 こちらは、コーヒー味。焙煎したもち麦が入っています。 杉本記者: 「クッキーアイス?」 大森さん: 「みたいな感じですね。みたいな食感なんだけれど、もっと香ばしいですね、麦が入ってるという」 「いま田んぼの時期やな、とか麦の時期やなという風景を残していきたいですよね。気持ちいいなと思ってもらえるような農村の風景を保っていきたいですよね」