久常（右）と練習ラウンドした松山

　米男子ゴルフの日本大会、ＺＯＺＯチャンピオンシップ（２４～２７日）の公式記者会見が２２日、千葉県印西市のアコーディアＧ習志野ＣＣ（７０７９ヤード、パー７０）であり、パリ五輪銅メダリストの松山英樹（３２）＝レクサス＝が、「メダルを取ってから、初めての日本でのプレー。同じようにいいプレーをしないと、というプレッシャーがある」と、凱旋（がいせん）試合を前にした心境を語った。 　今年で一区切りとなるこの大会では、マスターズで勝った２０２１年に優勝しており、思い入れも強い。会見前には、久常涼（ＳＢＳホールディングス）とインの９ホールをラウンド。「ラフは長くないが、密集している。フェアウエーに打たないと、厳しい。グリーンのスピードが出ていて、優勝スコアはそれほど伸びないだろうが、２桁アンダーは行くのでは」と、予想した。 　試合は９月下旬のプレジデンツカップ以来、４週ぶり。この間、「何もしていない。コースは１回しか回っていない」という。だが、久常が「ショートゲーム（小技）がとにかくすごい」と舌を巻くほど、状態はよさそうだ。 　松山は初日と２日目、ツアー１５勝のジャスティン・トーマス（米国）、４勝の金施佑（キム・シウ、韓国）と同組で回る。大会は４日間、予選カットなしで行われ、７８選手が出場する。日本勢は松山のほかに、賞金ランク１位の平田憲聖（エレコム）や昨年大会４位の石川遼（カシオ）ら、総勢１７人が参戦する。