越境ECでの購入品「アニメ・ゲームグッズ」が圧倒的。クールジャパンはまだまだ加速?【BEENOS調べ】
BEENOSは、「越境ECと日本文化に対する意識調査」を実施した。クールジャパン関連分野に対する消費行動について、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を利用する海外消費者1,821名が回答している。
クールジャパンが加速? 「アニメ」きっかけで日本に興味
まず、日本に興味をもつきっかけとなった文化を聞くと、「アニメ」が65.2%で圧倒的に多く、ついで「ゲーム」が42.8%、「マンガ」が42.5%と同程度で続いた。以下「音楽」や「アート」などもランクインしており、クールジャパン関連分野に注目が集まっていることがうかがえた。
日本旅行の経験回数を聞くと、「0回」が39.7%で最も多く、ついで「6回以上」が26.9%と偏りがあることがわかった。
また、1年以内に訪日旅行を予定しているかという質問では、回答者の半数以上が「はい」と回答した。
海外消費者の約7割が「円安で日本の商品を買うことが増えた」
続いて、自国と日本との物価差について聞いたところ、63.2%の人が「日本の方が安い」と答えた。また、越境ECで商品購入を行う際に相手国の為替相場の動きを確認するかという質問では、71.0%の人が「はい」と回答した。
さらに、66.8%の人が「円安の進行により日本の商品を購入する機会が増えた」と感じており、円安が購入意欲を高めるきっかけとなっていることがわかった。
越境ECでの購入品は「アニメ・ゲームグッズ」が圧倒的
越境ECで購入する商品ジャンルとしては、「アニメグッズ」が52.4%で圧倒的に多く、ついで「ゲーム関連グッズ」が34.5%、「ファッション」が31.0%、「音楽(CD/レコード等)」が30.6%と続いた。
越境ECサイトを利用する際に気にすることを聞くと、「信頼性の高さ」が67.3%、「配送料の安さ」が66.8%でツートップに。以下「取り扱い商品の多さ」「手数料の安さ」などが続いた。
調査概要
・【実施時期】2024年7月18日~25日 ・【回答者数】1,821名(内訳:表示言語が英語1029名、繁体字589名、韓国語203名) ・【回答対象者】アンケート開始日より1年以内にBuyeeで商品をご購入いただいたお客様のうち、表示言語を「英語」「繁体字」「韓国語」に設定している方 ・【調査方法】オンラインアンケート ・【調査主体】BEENOSグループ
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