民進党の蓮舫代表が定例会見6月15日(全文1)共謀罪関連、引き続き強く抗議
民進党の蓮舫代表は15日午後3時から定例会見を行った。 国会では18日の会期末を前に、共謀罪の成立要件を改め「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案について、与党は参院法務委員会での採決を省略できる本会議での「中間報告」を行い、採決に持ち込む異例の手法で成立させた。民進党をはじめとする野党側は、加計学園問題をめぐる「文書」について文科省による再調査結果の速やかな公表を求めていた。 【録画】民進党の蓮舫代表が定例会見 「共謀罪」採決は
共謀罪法案の取り扱い、引き続き強く抗議をしていく
芝:はい、どうも皆さんご苦労さまでございます。十分、睡眠は取れていますでしょうか。今回最終の代表の会見をさせていただきたいと思っております。それでは代表のほうからよろしくお願いします。 蓮舫:お疲れさまでございます。まさに深夜国会が終わった直後ではありますけれども、あらためて共謀罪法案に対する取り扱い、参議院における究極の強行採決に際して、引き続き強い抗議をしていきたいと思っております。委員会での審議を省略して、本会議で質疑をする必要性は結果、本当にあったんだろうか。共謀罪の強行裁決時はもう、今日、木曜日、委員会の定例日になっていました。ならばしっかりと委員会で審議をして、そして与野党での合意の努力を重ねて、そして国会会期末に向けて最大限の汗をかきながら努力をするということを行わずに、いとも簡単に委員会、不要であるという中間報告を行ったことは私は今もなお怒りを覚えています。 もう1つは与党が法務大臣の問責を私たちが出したことにつきまして、民進党が審議を打ち切ったととんでもない発言をされているようですが、これは言語道断の言い訳であるとはっきり言っておきます。金田大臣に法務大臣として共謀罪法案を取り扱う答弁能力がないことはまさに国民の一致した共通認識でありますし、さらに一歩踏み込んだこの共謀罪法案が、本当にテロ対策になるのかどうなのかの専門的な質疑も行えないというのは、もう委員会を開けば開くほど明らかでありました。ならばこの大臣の責任を問うというのは、立法府で法案を審議するものとしては当たり前のことでありまして、それと法案審議をしっかり行っていくということは当然、切り離した、別のものでありまして、これを一緒にして、私たちにさも責任があるかのような言いぶりをする自民党さんの議員には、ぜひよくお勉強していただきたいと思います。