シーズン3スタートの「バチェロレッテ・ジャパン」!シーズン1の福田萌子、2の尾﨑美紀から見えた魅力
恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン3が、2024年6月27日からAmazonのPrime Videoで独占配信された。 【写真を見る】「バチェロレッテ・ジャパン」の初代バチェロレッテとなった福田萌子 バチェロレッテシリーズといえば、すでに大きな人気を博している「バチェラー・ジャパン」の男女逆転版。独身女性が真実の愛を見つけるため、参加者の男性たちと旅をしていく中で、最後の1人を選ぶリアリティ番組だ。 これまで2シーズンが配信されてきたが、バチェラーシリーズ同様、バチェロレッテに選ばれた女性のキャラクターの強さが大きな魅力となっている。 ■シーズン1は"強さ"際立つ"萌子さん" 「バチェロレッテ・ジャパン」で初代のバチェロレッテとなったのは福田萌子。モデルの経験がありミスユニバースジャパンで3位に入賞した美貌を持ちつつ、スポーツトラベラーという肩書を持つだけあって、高身長でスポーツ万能。しかし、彼女の魅力は外見にとどまることなく、むしろ内面にあった。 彼女の中には「私がこうする」と決めたら決して折れないような強い軸があり、確固たる信念がある。男性の内面、ひいてはネガティブな面ともしっかりと向き合い、対話で解決しようとしていく姿に我々視聴者は圧倒されたのだ。 一方、画面を通して見ていると、福田と男性参加者たちの関係は時に、教師と生徒のようでもあった。男性たちは"教師"から出題される難しい問題と対峙し、ともに紐解いていく中で仲を深めていった。 福田が最終的に下した決断は意外と表現する他ないが、「私の旅なんだから、旅の終わりは私が決める」、「私の結論は、私だけのもの」と強い決意を口にした姿は教育者というよりは、さながら"女帝"のようですらあった。 当時はSNS上で様々な意見があったが、福田の決断を支持する声も多く、それこそが、作品を通して彼女が強い女性を体現し、多くの人々を魅了した証左と言えるのではないだろうか。 ■シーズン2は視聴者に気づき与えた"美紀さん" 2022年に配信されたシーズン2で2代目バチェロレッテとなったのは美容関係の会社を経営している尾﨑美紀。シーズン1の福田とは対照的で、どちらかと言えば「かわいらしい」という表現が似合う女性だった。 また、会話をしていても誰にでも明るく優しく接する姿が印象的で、 "高嶺の花"の魅力を持っているのが尾﨑だった。 そんな尾﨑が最後の決断を下すにあたって重視したのは、自身へのまっすぐな愛だった。常にたくさんの好意を向けられてきたであろう尾﨑が、ストレートな感情に重きを置くのは少々意外な結果に思えた。だが、華やかな人生を歩んできたであろう彼女であっても、恋愛で傷ついた過去もきっとあるのだろう。その点で、よりまっすぐな愛を向け、それを言葉で直接伝えてくれる男性に惹かれたのかもしれない。 一方で、尾﨑はもうひとりの候補者を選ばなかった理由として「付き合った後に、やっぱり違ったと思うのが嫌だった。信じ切るには時間が足りませんでした」と説明している。どのような肩書や容姿を備えていたとしても、バチェロレッテも一人の女性。世の女性と同じように自分を不安にさせる時間が少なく、傷つく可能性が少ない方を選んだのは視聴者に気づきと共感を与えたのではないだろうか。 そして、シーズン3のバチェロレッテは東京大学卒、元官僚の武井亜樹。この肩書だけでも強烈で、物語がどう進んでいくかは非常に興味深い。すでに冒頭の参加者たちとの初対面だけ見ても、嫌なものは嫌としっかりと断る姿勢が見て取れる。 シーズン1では"教師と生徒"、シーズンでは"姫と騎士"のような関係性を見せてくれたバチェロレッテシリーズ。シーズン3ではどのような関係性が育まれていくのが注目して見守っていきたい。 文=まっつ
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