【全日本】斉藤レイが兄・ジュンに警告 3冠奪取後に兄弟対決ぶち上げも「目の前の試合に集中しろ!」
全日本プロレスの〝最凶双子〟斉藤ブラザーズの弟・レイ(38)が、3冠ヘビー級王座戦(31日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に挑戦が決まっている兄・ジュンに警告だ。 同王者のデイビーボーイ・スミスJr.(39)との決戦を控えた兄に対し「アイツが必ず新3冠王者になると思ってる。でも俺より先にチャンピオンになることは時の運もあるからジェラシーはない」と語った。だが、兄から王座獲得後「(レイが)シングルで結果を出してから」とレイへ条件つきで兄弟での3冠戦実現を望まれた。これには首をかしげ「もちろんアイツが王者になったらいずれはやり合って、俺があいつを叩き潰して3冠王者になるっていう考えは持ってる。ただ、まだベルトを取ってないのにそんな先のことを言っていたら、スミスに足をすくわれるんじゃないか?」と危惧した。 大相撲時代から目の前の試合に集中することを大切にしてきただけに「目の前の一番、一番をしっかりやらないと相撲なんか取っていられない。親方もよく言っていたし、俺はプロレスに対しても同じことを考えてる」と強調。王者のスミスはそう簡単に勝てる相手ではないとして「スミスはヘビー級として理想の形に近い強いレスラー。正直アイツ(ジュン)が勝てる可能性のほうが低いんじゃないのかな。しっかりと頭を使って戦わないと一筋縄じゃとてもいかないと思う」と警鐘を鳴らした。 そして「まずは目の前の試合に集中しろ! 話はそれからだ。フアーオ!」と絶叫。最凶双子の頂上決戦は実現するのか――。
木元理珠