千代化建、24年3月期は当期損失158億円 米LNGで引当金
Hitoshi Ishida Shinichi Uchida [東京 26日 ロイター] - 千代田化工建設は26日、公表が遅れていた24年3月期の連結決算で当期損失が158億円になったと発表した。米テキサス州の液化天然ガス(LNG)プロジェクトを共同遂行するZachry社が米連邦破産法第11章を申請したことから、同計画に関して370億円の引当金を積んだため。従来は180億円の当期利益を見込んでいた。 これに伴う顧客との協議が継続していることから、25年3月期の業績予想は現時点で開示していない。 千代化建は、プロジェクトからの米社離脱も踏まえて再度検討した結果、「今後の資金繰りに大きな影響はなく、当面の事業活動の継続性に重大な懸念は見られない」と説明。取引金融機関との緊密な連携関係が維持されているとしている。