福本豊氏、映画「侍タイムスリッパー」の舞台あいさつに登壇「最後にホロッとさせられました」
プロ野球の阪急OBの福本豊氏=スポーツ報知評論家=が28日、大阪市内のTOHOシネマズ梅田で行われた映画「侍タイムスリッパー」の舞台あいさつに登壇した。すでに9月に鑑賞していた福本氏は「映画館に行ったらものすごく入っていてびっくりしました。最後にね、ホロッとさせられました。ほんまに良かったです」と感想を口にした。 この作品は、幕末の侍が落雷により、現代の時代劇撮影所にタイムスリップする物語。安田淳一監督が17年の「ごはん」に起用した「5万回斬られた男」福本清三さんが、現代にタイムスリップした侍を熱演した宝くじのCMが着想となった。台本を授けた福本清三さんは21年1月に逝去し、出演はかなわなかったが、「世界の斬られ役」と「世界の盗塁王」で同姓の縁もあり、福本氏がゲストに呼ばれた。 1987年にスポーツ情報番組「プロ野球ニュース」内で放送されたミニドラマ「西本幸雄の水戸黄門」で福本氏は助さん、山田久志氏が格さんを演じた。「その時、福本清三さんにはお世話になったんです。同じ名前やし、僕はちゃんばら好きやし、見るたびに覚えて」と故人をしのんだ。 舞台あいさつの最後には主演の山口馬木也も東京からかけつけてサプライズ登場。「皆さんにお礼が言いたくて、車を飛ばして先ほど到着しました」と頭を下げ、喝采を浴びていた。
報知新聞社