「根気強く銀行に電話していれば」暗証番号を変えるも 半日で600万円の被害…偽のSMSにメール 警察は「安易にURLをタップしないで」と注意呼びかけ
■拡大する被害 新たな手口も確認され… 広島銀行によりますと、27日午後8時の時点で被害額は少なくとも4000万円以上に拡大しています。また、ショートメールだけではなく、「お取引確認の必要がございます」といった偽の電子メールも、送信され続けていることが新たにわかりました。 記載されているリンクを開くと、広島銀行のネットバンキングを装った、本物そっくりの偽のサイトが現れるといいます。 ショートメッセージの手口と同様、契約者番号や口座番号、パスワードなどを入力して送信させることで、口座の情報を入手し、貯金などを引き出すことが目的だとみられています。 広島銀行は、「当行からのショートメールや電子メールを通して、インターネットバンキングの入力画面を案内することはありません」と注意を呼びかけています。 ■金融機関だけではない 警察が呼びかける“注意点”は 警察によりますと、金融機関を騙る詐欺以外にも、同様の手口は被害があるといいます。 例えば、宅配便のメールを装い「不在通知」「配達状況の確認」などの内容でURLをクリックさせ、個人情報を入力させる手口などです。 実際本物のサイトと比較すると、かなり精巧に作られているといい、一度、偽サイトに入ってしまうと、気付くことが難しくなるといいます。 警察は、こうしたフィッシング詐欺の被害に遭わないために ▽送られてくる携帯電話のショートメッセージに貼られたURLを安易にタップしない ▽ネットバンキングなどにアクセスする際は、正規のページから立ち上げてログインの画面を開く といった対策を訴えています。
中国放送
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