コンビニで買える有名店監修の「冷凍麺」を一挙食べ比べ!
■つけ麺の名店が監修した一品 続いては、今注目のジャンル〝つけ麺〟を紹介。井手隊長のオススメはこちら。 「埼玉県川越市のつけ麺の横綱店、頑者監修 濃厚魚介つけ麺(ファミリーマート)。麺と具の入った袋をレンチンして、具だけをスープのほうに移し、麺はざるにあけて水でしめる。液体たれをあらかじめ湯煎しておき、100ミリリットルのお湯で割ってスープを作る。若干手間はかかりますが、本格的な味が楽しめます。 麺は300gでもちもち感はピカイチ。チャーシューも大判で素晴らしい。タレは甘めで、別添の特製魚粉パックをふりかけると、香りとうまみがブーストされます。ただ、スープがお湯で希釈ということもあって、豚骨の濃厚感、粘度が低めでそこだけが惜しい。いずれにせよ、これで300円台はぶっ飛ぶコスパです」 続けて、いぬきち氏が紹介してくれたのはコチラ。 「東京の名店、麺屋一燈 濃厚魚介つけ麺(ローソン)。調理工程としては、前出の頑者のものとほぼ同じで、袋に入った麺をそのまま耐熱皿にのせてレンジで温めている間に液体たれをお湯で温めておく。温めた麺はざるに入れて水で洗って、液体たれと鶏パウダーをお湯100ミリリットルを加えて割ってスープを作るといった形です。 麺はコシもあっておいしいですが、スープはお湯で溶くとどうしても緩くなってしまって、麺との絡みも悪くなるのが難点です。ただ、具材の鶏の肉団子はゆず皮が入っているなどこだわりが感じられ、今回の有名店監修冷凍麺の具の中ではトップのおいしさでした」 そして、つけ麺で井手隊長、いぬきち氏共に声をそろえて賛辞を贈ったのが、中華蕎麦とみ田監修 金の濃厚つけめん(セブン-イレブン)。 「麺はレンジでチン。ざるを用意する必要はなく、袋のまま水でしめられるのが画期的。スープは袋ごと湯煎し、そのまま器へ。希釈なしのストレートタイプなのはポイントが高いです。全粒粉の入った黒めの麺は小麦の香りがピカイチ。 そしてさば節、煮干し、宗田ガツオがしっかり利いた濃厚豚骨魚介スープはまさにお店クオリティ。具材が入っていないので、煮卵やネギを加えてしっかり食べたい一品です」(井手隊長) 「価格がほかの冷凍麺よりも若干高めですが、このクオリティならなんら問題ないと思います。何より麺が大盛の400g。今回具材を何も入れずに食べましたが、それでもおなかをしっかりと満たしてくれるボリュームでした。水切りできる袋やスープの湯煎などアイデアとこだわりが詰まった商品です」(いぬきち氏)