【前橋競輪】小林泰正が地元で記念初制覇!「うれしい限り」~G3三山王冠争奪戦
前橋競輪開設74周年記念G3「三山王冠争奪戦」決勝は最終日の4日、優勝賞金は535万円(副賞含む)をかけ、準決勝を突破した9選手によって第12Rで争われた。小林泰正(29)=群馬・113期=が、真杉匠の逃げをフルに使い、最終バックから番手まくりを放ち、記念初制覇を、4連勝の完全Vで飾った。2着には、森田優弥から切り替え自ら仕掛けた平原康多に続いた佐藤慎太郎が伸び、平原は3着だった。 地元、記念初Vに向け小林がこん身のまくりを披露した。レースは佐々木悠葵がスタートを取り、真杉―小林を受ける。4番手に森田―平原―佐藤が続き、位置のない橋本強が森田と並走。窓場千加頼―村田雅一が後方に構えて周回を繰り返す。残り3周半から窓場が上昇すると、真杉は突っ張り、窓場は後退。残り2周から森田がまくるが2、3番手までで佐々木と並走。最終2角で平原が自力に転じ、小林が合わせ番手発進して、Vゴール。記念初制覇を地元で飾った。マーク佐々木は平原と絡み、外を踏んだ佐藤が2着をキープした。小林の次回出走予定は11日から岸和田で開催されるG1「第75回高松宮記念杯競輪」。 小林泰正「地元で記念初優勝はうれしい限り。ここまで来られたのも声援してくれるお客様、皆様のおかけです。前後、前を走った真杉君、後ろを固めてくれた佐々木君のおかげ。真杉君は残り2周から行ってくれて、自分が優勝しないとと言う気持ちで走りました。ただ、(番手から)出るのが遅すぎて佐々木君と1、2着できなかったのは反省です。この勢いで高松宮記念杯も頑張って行きたい」
報知新聞社